確定拠出年金の今後の課題

確定拠出年金の制度が導入されました。
とてもいい制度なのですが、まだまだ制度的に足りない部分があるのも事実です。
特に、確定拠出年金の拠出額については、今後も引き揚げの提案がされることを期待します。
中でも、企業年金のないサラリーマンの保障が薄くなっています。
確定拠出年金にもたくさん投資できないし、かといって企業年金もないしと、一番困った立場に置かれています。

さらに、投資家教育の問題もあります。
概して日本人というのは、貯蓄好きで投資をやったことがない人が大半です。
それなのに、いきなり自分の年金を運用しましょうといっても困ってしまう人が多いのです。
ですから、投資信託を使った年金の運用方法などの勉強会を主宰し、啓もう活動をしていくことが欠かせません。

そして、最後の問題は、原則60歳まで引き下ろせないということがネックになって積み立てを始められない人・困ってしまう人を救う方法を作るということです。
よくある生命保険会社のように、年金の原資を担保にお金を貸すとか、そのような制度が作れれば今後、確定拠出年金を始めるのことが楽になります。
最悪の事態では、借り入れができるのであれば、積極的に掛け金を積み増せるというものです。この点の改正を考えてほしいという意見が多いです。

まあ、現状でも税制面から見てかなりお得な確定拠出年金がさらに良くなることを期待したいと思います。

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