個人型確定拠出年金を考える際に、よく似たものとして出てくるものに、小規模企業共済と国民年金基金があります。
どれも、それぞれ特徴があるのですが、何が違うの??といわれるとよくわからないのが現状です。
そこで、この3つの制度を比較してみました。
比較する前提として、小規模企業共済とは、自営業者が退職金を準備するために利用するときには、節税などのメリットがあるという制度です。
小規模企業共済の給付を受けるときは、廃業届を出してリタイアする場合を想定していますのでその前提で比較していきたいと思います。
確定拠出年金 |
国民年金基金 |
小規模企業共済 |
|
拠出限度額 |
月額68,000円 (国民年金基金と合わせて) |
月額70,000円まで |
|
税制上の優遇措置 |
全額所得控除できる |
||
予定利回り |
自分次第 |
1.75%(固定) |
1%(変動) |
給付時期 |
60歳以上の定年時 |
60歳以上の定年時 |
廃業時。途中解約も可。 |
途中解約の可否 |
原則できない |
できない |
返戻金が減るができる |
担保貸付 |
できない |
できない |
できる |
以上の表からもわかるように、国民年金基金は予定の利回りがあまりにも低すぎます。
今後、公的年金が財政破綻していくことが予測されますので、できるだけ国民年金と密接に関連する国民年金基金は外したほうがいいような気がします。(個人的な感想)
よって、性質の違う個人型確定拠出年金と小規模企業共済を組み合わせる方法がいいと思います。
ただ、毎月の掛け金を簡単に変更できる確定拠出年金を始めてみて、その後余裕を見て小規模企業共済を考えるのがいいと思います。
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